今日は、みなさんに、なぞなぞをひとつ。
"三人の兄弟がひとつの家に住んでいます。
ほんとうは姿、形がちがうのに、三人を見分けようとすると、それぞれが互いにうりふたつです。
一番上は今いませんが、これから現れます。
二番目もいませんが、もう出かけた後です。
三番目のチビさんだけが、ここにいます。
それというのも、このチビさんがいないと、あとの二人が消えて無くなってしまうからです。
でも、三番目のチビさんがここに居られるのは、一番目が二番目の兄弟に変身してくれるからです。
また、あなたが三番目をよく眺めようとしても、見えるのは他の兄弟のうちの1人だけです。
そして、この三人は一緒に大きな "くに" を治めています。
さて、それぞれの兄弟とは一体何でしょうか?
さらに...この三人を支配している者がいます。
この三人がわかれば、その支配者も分かるのですが...。"
ヒント: みんなが持っているもの
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いかがでしたか? これは、ネバー・エンディングストーリーでおなじみのドイツの児童文学作家、
ミヒャエル・エンデの作品、「モモ」の中で、マイスター・ホラさんが、モモに出題したなぞなぞです。
モモが人々に取り戻してくれたもの、ズバリそれが答えです。
私達に○○(答え)を分け与えてくれる、マイスター・ホラさんは、モモにこう語りかけます。
「私達は、与えられた自分の○○(答え)をどうすべきかは自分自身で決めなければならず、
○○(答え)を盗まれないように守ることだって、自分でやらなければならないのだよ。」
二人の兄さん達が、もっと光り輝けるように、三番目のチビさんを、大事にかわいがってあげようっと。
この一瞬も、素敵なひとときとなりますように。
ミヒャエル・エンデ 著
= おしらせ=
9つの性格で自分を知ろう!相性を知ろう! 意外と身近な心理学 -エニアグラム入門編-の
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