今日はイソップ寓話を一緒に楽しみましょう!
お話は、ガチョウと黄金の卵。
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ある貧しい農夫が、飼っていたガチョウの巣の中に、キラキラと輝く黄金の卵を発見した。
最初は誰かのいたずらだろうと思って捨てようとしたが、よく見ると純金だった。
農夫はこの幸運が信じられなかったが、翌日も同じことが起きた。
来る日も来る日も農夫は目を覚ますやいなや、ガチョウの巣に走っていき、黄金の卵を発見した。
やがて、農夫は大金持ちになった。
ところが富が増すにつれ欲が出て、せっかちになっていった。
1日1個しか生まれない黄金の卵が待ちきれず、ついにガチョウを殺し、腹の中の卵を全部一気に手に入れようと決めた。
そして、いざガチョウの腹の中を開けてみると中は空っぽだった。
黄金の卵はもちろんなく、そのうえ、黄金の卵を手に入れる手段さえも農夫はなくしてしまったのだ。
黄金の卵を生み出してくれるガチョウを殺してしまったのだ。
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このお話の教訓は、すでにみなさんもご存知の通り。
簡単に言うなれば、効果や結果を得るには、一度に欲張ったり、あせってはダメ!ということですね。
みなさんはガチョウを、ご自分の身近な何に置き換えて、この物語を読まれましたか?
- ダイエット
- 頑張っている語学の勉強
- 応援しているお子さん
- 夫婦・パートナーとの信頼関係
- まだ成果が見えない、或いは少し成果が出始めた 仕事・部下
- ご自身の抱える悩み etc.
いろいろな物に置き換えてみると、同じお話でも違った色合いを帯びてきますよね。
さてこの物語、イソップ寓話では、黄金の卵は、当たり前のように、農夫がちゃっかりいただいていましたが、
黄金の卵、果たして誰のものだったのでしょうか。
もちろん、一生懸命産んだガチョウのものですよね。
ガチョウが、応援しているお子さんや、部下なら、その黄金の卵は彼らの宝物。
意外な才能や成果を見せてくれたからといって、次の卵をドキドキ、ワクワク、側で待たないように。
見られちゃうと、ちょっぴり緊張してしまいます・・・。
もし、ガチョウが、何かの為に頑張っている自分や、真摯に悩みと向き合っている自分なら、
卵、本当に産まれるの~って思う瞬間や、産みの苦しみを味わうこともあるけれど、
きっと "成長" という名の卵の宝物が届くはず。
そうそう、せっかく産まれた卵、もしかしたら、黄金ではないかもしれません。
産まれるたまごの大きさや色、そして頻度は、ガチョウ次第。
だから、何色だっていいんです。
大切なのは、産まれた卵を、ガチョウがこころから、宝物だなあと実感し、喜べること。
ガチョウ十色を楽しみましょう。
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